2022年8月24日に京セラやKDDIの創業者である稲盛和夫さん(90歳)が、京都市伏見区の自宅で亡くなられました。
京セラやKDDIを大企業に育て、JALの経営再建を果たされるなど、日本にとって大きな功績を残されます。
稲盛和夫さんは、お世話になった京都市や母校の鹿児島大学などに寄付をされ、
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授のIPS細胞の研究費なども財団から寄付されています。
今回は、稲盛和夫さんの年収や総資産、寄付金の内訳にフォーカスしていきます!
稲盛和夫の年収や総資産まとめ!
稲森さんは日本の資産家ランキング10位にランクインされ、総資産842億円 年収11.9億円です。
額が大きすぎて想像がつかないですが、『凄すぎる』の一言につきます!
収入源としては、本の印税、講演活動や株式の配当などと言われています。
2020年の段階で本の全世界累計発行部数が2017万部を突破されています。
株式の配当は、2019年3月期は通常の配当にプラスし、創立60周年を記念して、20円分増やした1株80円となっています。
京セラ株を一千万株保有されている稲森さんは、8億円の配当が入っています。
総資産842億円 年収11.9億円でも日本の資産家ランキング10位ということに驚きですよね!
ちなみに日本の資産家ランキング上位3位は
順位 | 会社名/人物 | 総資産/年収 |
1位 | ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長の孫正義さん | 総資産4.9兆円 年収52億4,300円 |
2位 | ユニクロ代表取締役会長兼社長の柳井正さん | 総資産2兆3,870億円 年収19.3億円 |
3位 | キーエンス取締役名誉会長の滝崎武光さん | 総資産8,958億円 年収9.8億円 |
となっています。
日本を代表する企業のトップとなると驚愕の値ですよね。
寄付金は驚異の300億円超えか?
京都府へ20億円の寄付
稲盛さんは、「京都への恩返し」という理由で、個人資産から20億円を京都府に寄付されます。
京都府立大・府立医大・京都工芸繊維大の3大学が建設を進めている、一般教養課程用の合同施設の事業費(総工費約28億円、14年3月完成予定)として用いられる。これを記念して施設は「稲盛記念会館」と名付けられる。
https://www.j-cast.com/2013/11/14188958.html
所在地:京都府京都市左京区下鴨半木町1-5
最寄り駅:北山(京都府)駅1出口から徒歩約5分
松ケ崎(京都府)駅2出口から徒歩約15分
北大路駅5出口から徒歩約17分
鹿児島大学に80億円の寄付
母校の鹿児島大学に個人資産から京セラ株80億円相当を寄付されます。
稲盛記念館は、稲盛さんの哲学を学び、国際社会で活躍しうる有為な人材の育成と地域・産業界との連携を目指すことを目的として、知の創造を刺激する場として建設されます。
開館日:月曜日~土曜日
開館時間:10時00分 ~ 17時00分
休館日:日曜日、祝日
3階建てで、
1階にはフードコートやPLAZA、
2階にはレストランやカフェ、
3階には「京都賞」に関する内容を、パネルや映像等で紹介されている京都賞ライブラリーがあります。
200億円を投じて稲盛財団を作る
稲森さんは、1984年に200億円相当の私財を拠出して「稲盛財団」を設立され、社会に還元されています。
「稲盛財団」は国際賞「京都賞」や研究助成、大学への寄付活動(京都大学、大阪大学、オックスフォード大学等)などをされています。
中でも「京都賞」は、「日本のノーベル賞」とも言われ、
「先端技術部門」「基礎科学部門」「思想・芸術部門」の3部門4授賞対象分野の専門領域において優れて顕著な功績を残した人物を讃え、京都賞メダル、ディプロマ(妙心寺管長が揮毫した賞状)、副賞1億円(2017年までは5000万円)が贈られる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E8%B3%9E
京都賞を受賞後にノーベル賞を受賞された方は、8名おり、IPS細胞を開発された山中伸弥教授も2010年に受賞されています。
稲盛財団が実施している「研究助成」が山中伸弥教授の研究を後押しされます。
「研究助成」:毎年50人の若手研究者を選んで100万円の助成金を出している
山中博士も2010年に京都賞を受賞する数年前に、iPS細胞研究で稲盛財団から助成金を受けている。山中氏はこの時のことを「予算が続かず研究を諦めるかどうかという時期だったので、非常にありがたかった」と振り返る。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54647
「研究助成」がなければ、IPS細胞の研究を諦められていたかもしれません。
現在、iPS細胞から作った細胞を目の難病患者に移植する世界初の臨床研究を実施され、パーキンソン病や虚血性心筋症などの治療への応用も進んでいます。
iPS細胞が実用化されれば、病気で苦しむ方を減少させることも可能だと言えるでしょう。
稲森さんが200億円を投じて作られた稲盛財団によって、救われる命が増えていくことが予想されます。
まとめ
2022年8月24日に京セラやKDDIの創業者である稲盛和夫さん(90歳)が、京都市伏見区の自宅で亡くなられました。
京セラやKDDIを大企業に育て、JALの経営再建を果たされるなど、日本にとって大きな功績を残されます。
稲盛和夫さんは、お世話になった京都市や母校の鹿児島大学などに寄付をされ、
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授のIPS細胞の研究費なども財団から寄付されています。
今回は、稲盛和夫さんの年収や総資産、寄付金の内訳にフォーカスしていきました。
稲森さんは日本の資産家ランキング10位にランクインされ、総資産842億円 年収11.9億円
「京都への恩返し」として京都府へ20億円の寄付、母校の鹿児島大学に80億円の寄付、
200億円投じて稲盛財団を作り、毎年50人の若手研究者を選んで100万円の助成金をだされています。
本当に素晴らしい活動をされています。
稲盛和夫さんのご冥福をお祈りします。
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